歯並び矯正の1治療法として
歯並び矯正、その矯正装置の新たな可能性を感じさせてくれる「インビザライン」ですが、コンピュータが弾きだした、シミュレーションモデル通りには、歯の移動が見られないという事例も、多くあるようです。これは、患者さんにとっては見過ごせない事実でしょう。
ただ、このインビザラインも、他の治療法同様、欠点を解消すべく進化の過程にあるようです。「歯が動かない」トラブル元であるプラスティック装置も改良が進められていて、その治療実績も、少しずつ好転の兆しが見られるといいます。
ただし、適応される症状は限られますし、インビザラインについて、しっかりと知識も技術もある矯正歯科でなければ、治療効果は期待できません。どんな歯科診療所でも簡単に行えるものではない、という事は頭に入れておいて下さい。
これから、インビザラインが、さらに改良され、進化していく過程において、クリアしなければならない課題は、いくつか挙げておきます。
一般的な矯正装置は歯列に対して一定の、継続的な矯正力を持って、歯の移動を行います。この時の矯正力というのは弱いものです。しかし、2週間置きにプラスティック装置を変えるインビザラインでは、この時の矯正力が強く、また歯列に間欠的に作用してしまいます。
同時に歯の移動がマルチブラケット法のような3次元のものではなく、2時元的なものに留まってしまうのも、これから改良していって欲しいポイントと言えるでしょう。
簡易性の落とし穴 ≫≫
