歯並び矯正とブラケットの小型化
舌側ブラケット法の「舌ガン発症リスク」のイメージは、これを行う矯正歯科にとっては、払拭したいイメージであることは間違いありません。審美性を重要視する女性の要求を満たすためにも、このマイナス点をクリアするのが、それを専門とするもの達にとっての使命といっていいのかもしれません。
これまでにも書いてきた通り、舌側ブラケット法が舌ガンに関わるといわれているのは、歯の裏側に設置されたブラケットが舌を慢性的に刺激するためと考えられています。
この点をクリアするための、進化した舌側ブラケット法では、この舌への刺激を口腔内のスペースを確保することで回避しよう、と考えています。つまり、ブラケットの小型化です。こうする事で、舌の移動領域は広がり、所謂、「遊び」の部分が作られる訳です。
ブラケットの長期の慢性的な刺激が舌ガンの原因なら、これで、そのリスクが軽減するのは想像に難くありません。また、これまで、舌側ブラケットのデメリットとして言われていた、「食事がしづらい」、「話しにくい」といった諸問題の解決の糸口としても有効ではないかと考えられるのです。
この小型化の流れには、いくつかの流れがあり、それぞれの考え方、方法論によって切磋琢磨しつつ、最善の舌側ブラケット、その方法を導き出そうとしています。
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