歯並び矯正とエッジワイズ法
歯並び矯正の矯正装置で最もポピュラーなのがマルチブラケット装置といい、永久歯の全体、もしくは一部分に使用して、歯を動かしていきます。ワイヤーを維持するため歯の表面につけるブラケットによって、効果的に歯を動かすことができます。
この方法の、基礎となる考え方にエッジワイズ法があります。アングル教授という人が提唱した技法で、発表されたのは1926年でした。1900年頃から、この基礎となる技法を用いた試行錯誤があったようですが、26年の歳月を経て、「最新かつ最良の矯正装置」というタイトルが付けられ、1928年に学会誌に発表されるに至りました。
タイトルからも分かると思いますが、この矯正装置にアングル教授は、かなりの自信と手ごたえを感じていたようです。
日本の矯正歯学の技術として、これが導入されたのは1960年頃のことでした。基本となったエッジワイズ法が1920年台に発表されていた事を考えると遅いように感じますが、これには時を同じくして起っていた戦争などの影響で、日本の矯正歯科の進歩が一時期、停止していた時代があったためです。
マルチブラケットの普及 ≫≫
