歯並び矯正と固定式装置
着脱式装置は、患者さんが自分の意志で外せてしまうことがデメリットで、特に子供さんには向かない場合があります。欧米ではそういった事も少ないのですが、どちらかというと日本人の方が歯並び治療に対する矯正歯科医への協力体制は希薄なように気がします。
こういった、着脱式装置の「取り外せる」デメリットのないものが、矯正装置の、もう一つのタイプである「固定式装置」です。
古くから、代表的な固定式装置といえば舌側弧線装置でしょう。リンガル・アーチともいい、矯正歯科、及び歯並び矯正には、無くては困るといった装置です。1918年にムシャーン博士によって、歯並び矯正の基本器具です。バンド、維持装置、主線、スプリングなどからなり、現代でも多く使われています。
ただ、リンガル・アーチだけの簡単な矯正は、大きな矯正歯科ではあまり行われなくなりました。近年は矯正歯科を行える病院も増え、簡単なものは、小さな町の歯科でも行えるようになったからです。
矯正歯学の技術を学ぶ上でも、基本となる技術ですから専門医育成の場で、欠かせないのも固定式装置の特徴です。
マルチブラケット装置とは ≫≫
