歯並び矯正と下顎の成長
歯並び矯正の対象となる下顎前突は、子供の場合、不正咬合からくることもありますが、遺伝として、「そうなるべくして、そうなった」というケースもあります。血縁者の中に下顎前突傾向の方がいるようなら、親御さんは、お子さんの歯並びの特徴をマメに観察し、気になる点があるなら、小学校入学前などに歯並び検診を受けた方がいいかもしれません。
下顎前突の発症する仕組みは「身長」と「顎の成長」から説明することができます。
身長が伸びると、歯の成長が早まり、また、顎も大きくなっていきます。それは以前に説明した「相対成長論」などを読んでもらえると、よく理解できる話しだと思います。
戦後から現代にかけて、日本人の平均身長は、驚くほど高くなりました。最近の男子学生さんの中には180センチを越える身長の方も珍しくなくなりました。
この、平均身長の押し上げを背景に、実は骨格性の下顎前突の症状を持つ人が増えてきたという現象があります。
この場合、戦後と比較しての食習慣の変化からくる歯並びの変化が、下顎前突に関連するといったアプローチよりも、単純に身長の伸びと、顎の成長比率とを関連づけて考えた方が正解のようです。
下顎骨と長管骨の成長? ≫≫
