歯並び矯正と上顎前突の原因
歯並びの悪さで多い症状として、叢生(乱杭歯)の次に多い上顎前突(デッパ)。日本人と欧米人で、その比率は同じ位ですが、歯槽突起部の傾斜によるものが多い日本人のケースは、上顎骨そのものの前方位が多い欧米人の症状に比べ、歯並び治療は相対的に容易といえます。
上顎前突の原因としては、上記のように色々な症状のパターンがありますから、ひと括りに定義できないのですが、子供の時期に起るものとして「唇」の問題があります。
子供さんに鼻や喉に関連する疾患がある時、その子の呼吸法は、どうしても「鼻呼吸」ではなく「口呼吸」により行われ、唇の締まりが悪くなります。
「口呼吸」によって、子供の頃に唇を常に半開きにしている癖がついてしまうと、これが、上顎前突の原因になってしまいます。
親御さんからすると、子供の「口呼吸とデッパが関係あるなんて・・・?」とにわかには信じられない思いがするかもしれませんが、この一見、無関係なものが因果関係を持っています。
しかし、だからといって、急に子供さん「口呼吸はダメ!」と詰め寄るのはやめましょう。子供さんは、そんな事情は知りませんし、悪気もありません。ましてや、デッパになりたい訳でもないのです。
口呼吸するには耳鼻疾患等が原因になっている可能性は高いと思います。子供さんの歯並びをチェックして、上顎前突の傾向が見られないなら焦ることはありません。まずは「口呼吸」をやめる為の、耳鼻疾患の治療をする事が先決と覚えておいて下さい。
前歯を押す舌の力 ≫≫
