歯並び矯正と相対的な成長速度
子供の歯列矯正、その治療期間をT期とU期で分けて考える時、単純な「年齢」では分けずに、その子個人の歯並びの様子を伺いながら分けるのが普通で、その時に目安になるのが「犬歯」と「身長」であることは前項で話した通りです。
具体的にどうT型とU型を分けるのかというと「犬歯」の場合なら、それが萌出する前の段階をT期とし、U期はつまり、「犬歯」が萌出する頃になります。
身長でT期とU期を分ける場合は、身長150センチに満たないならT期、150センチ前後の時点でU期といった形で考えます。
歯列の成長という局所的な変化を知るのには、意外と体という全体的な変化を参考にする方が誤差が少ないと考えられています。歯列も体の一部分である以上、「相対的な成長速度」の観点から、この方法は有効といえます。
「相対的な成長速度」というと急に敷居が高くなったように感じるかも知れませんが、単純に「歯列期のT期は6〜9歳」と大きな枠で定義するよりも「身長150センチ前後がT期とU期の境界線」と定義した方が認識の誤差が少なくて済む訳で、これが相対的な観点からその子の成長度を見極めるメリットといえます。
相対基準の有用性? ≫≫
