歯並び矯正と相対研究の話
歯並び矯正には向かない「絶対的成長度」を決定する「年齢」という基準は天文時間にもとづくもの、といった話を前回はしました。
歯並び矯正を考えた時、どうして「相対的」基準が有効なのかもう少し説明します。歯並び矯正に関わらず、個性的な成長変化を示す事柄には「相対的」基準が有効ではないか、といった比較研究は様々にあります。
「相対成長論」の始まりは1930年代にイギリスのハックレーやフランスのテシエといった学者が動物や昆虫の生物研究と、その研究についての方法論として発表したものといいます。
なぜか、この方法論は医学界では亜流とされていますが、古生物学の世界などではよく用いられているようです。
小さな腕などの化石から6000年前の10メートルを越える恐竜の全体像をCG上で再現したり、脚の一部から200年前に絶滅した「ドードー」の全体の大きさや体重を詳細に計算するといった研究は「相対成長論」なしには語れないものです。
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